広島の家具 / Furniture in Hiroshima
Commpetition
River side chair
川辺の地形に合わせて形を変えることができる家具の提案です。
3つのパーツからできる家具は穴に差し込むだけで、椅子にもテーブルにも形を変えることができます。それらは傾斜に合わせて穴に板を差し込むことで、どんな地形にも対応できる家具とすることができます。持ち運ぶ際はそれぞれの板を重ねて運搬及び収納することができます。隣り合う家具を板で連結していけば、イベント時にも活躍しそうな大きな家具とすることもでき、シンプルな形であるからこそ、使用者の発想次第で様々な使い方を生み出すことができます。この家具をきっかけに川辺に新たなコミュニケーションを創出し、これまでにない新たな風景を作り出すことを期待しています。
Screen Depth
屏風のように自立するテントの提案になります。 2m程度のモジュール
を持ったフレームを屏風のように広げ連結していくことで、様々な広さに対
応したスペースを作り出すことができます。 それらは安価なスクリーンを覆
うことで広さを自由に変えることができ、イベントスペースにもなります。 スクリ
ーンには半透明の素材を採用し、それぞれの場所の重なりが感じられ、
より奥へと人々を招き入れるような働きをします。 単純なシステムだからこ
そ発想次第で屋外スペースの可能性を広げることを期待しています。
What surrounds us
親子のコミュニケーションを生み出す山のような遊具を提案します。
子供たちは山に登り、山の中に入り、内外を自由に動き回ります。時にそれは、電車を待つ人々のベンチのような役割も果たします。
山々が見える広島の中心に、山を模ったかのような遊具を点在させることでその場所に象徴性を与えます。
山の中からは周囲の景色がフレームに収まり、今まで当たり前に見ていたはずの街や空や大人たちの表情を様々な形で見せてくれます。
親子だけでなく、たまたま訪れた人たちにとっても新たな発見がここで生まれることを期待します。
協力:Aleksandra Kanukova、Gubskaya Liza